歴史


バーバリー本家 イギリスでの歴史
1835年 バーバリーの創業者トーマス・バーバリー(Thomas Burberry)、イギリス・サリー州ブロッカムグリーンにて生まれる。
1856年 イギリスロンドン西南の・ベイジングストークにてショップ開店
ここで布に織る前の綿糸に独自の防水加工を施し、細かく織り上げ、再び防水加工を行うことで、画期的な防水布地「ギャバジン」が生まれる 。
1888年 「ギャバジン」特許取得
1891年 ロンドンのヘイマーケットに店舗を開設
1909年 バーバリーが最初のカタログを発行。レーベル・デザインを募集。
選定基準は名誉、高潔、勇気で、甲胄を身につけた騎士をモチーフにしたデザインに決まった。
旗に「PRORSUM」の文字が入っているが、これはラテン語で「前へ」という意味。
後にこの「プロッサム」はコレクションラインの名前として使用されることとなる
1912年 ヘイマーケット店が現在地に移転。
1914年 第一次世界大戦 開戦。
トーマスがバーバリー・トレンチコートの原型作成。
タイロッケン(ひもでロックするという意味)コートに修正を加え、手りゅう弾や剣、水筒をぶら下げるD字型リングをコートに止め金として取り付け、塹壕(トレンチ)で戦闘が繰り広げられることからトレンチコートとなる。
大戦では約五十万人の将兵が愛用したという。
1911年初めて南極点に到達したノルウェーの探検家、アムンゼンもバーバリーのコートを着用していた。
1919年 ジョージ五世からコート・ジャケット部門のロイヤルワラント(英国王室御用達)を受ける
1924年 コートの裏地として始めてバーバリーチェックがデザインされる
当時のイギリスでは、「ウインドーペーン(窓ガラス)」といわれる格子柄が多く使用され、「カントリー・タータン」と呼ばれるチェック柄からアレンジされ、デザインは公募で決まった
1955年 女王エリザベス二世からロイヤルワラント(英国王室御用達)を受ける
1967年 パリのファッションショーでバーバリーチェックが傘の柄として使われる
1989年 チャールズ皇太子によって改めてロイヤルワラント(英国王室御用達)を受ける
1991年 バーバリーの新ブランド「トーマスバーバリー」を日本で展開。ブランド名は創業者に由来。
「バーバリーの新しい普段着」をコンセプトに、バーバリーチェックではなく、「TBチェック」がトレードマーク。
メンズから、レディース、キッズまでそろい、家族でのコーディネートも可能。ショップは心をいやす「ガーデニング」がコンセプト。衣類だけでなく、「トーマスバーバリー」独自の視点で選んだグラスやランチョンマットなどの生活雑貨も並び、リラックスできるライフスタイルを提案している。
1997年 元サックス・フィフス・アベニューの社長だったローズマリー・ブラヴォーが社長兼CEOに就任。
デザインを統括するクリエイティブ・ディレクターに、人気ブランド「ジル・サンダー」からロベルト・メニケッティを迎え、コレクションラインの「プローサム」をスタート。現在、バーバリー・プローサム(BURBERRY PRORSUM COLLECTION)はミラノコレクションで発表されている。
新生バーバリーは、これまでの伝統的な雰囲気に、軽やかなモダンさとモード性が加えられ、広告宣伝も世界統一のビジュアルを使用。全世界統一の商品、ショップデザイン、ウインドーディスプレーなどを展開している。
2002年 ロンドン証券取引所に上場
現在 現在のデザイナーはクリストファー・ベイリー。上質なベーシックアイテムに、スポーティーな要素をバランスよく挟み込むのが得意。ミラノコレクションで発表されている。



クリストファー・ベイリー(Christopher Bailey)は、1971年英国・ウエストヨークシャー生まれ。ウエストミンスター大学、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートでファッションを学び、ダナ・キャラン、グッチのレディス・シニア・デザイナーを経て2001年5月、バーバリーのデザインディレクターに就任。
2002年春夏からプローサムを始め、バーバリーブランド全部門のデザインを手がける。

バーバリー 日本での歴史
1915年 丸善がインポート商品としてレインコートの輸入を開始
1965年 三陽商会が「BURBERRY」 コートの輸入販売開始
1970年 三陽商会がライセンス商品の製造・販売の権利を獲得
1996年 日本独自企画として三陽商会が「バーバリー・ブルーレーベル(BURBERRY BLUE LABEL)」をスタート
ターゲットは18‐25歳の女性
デザインコンセプトはジャクリーヌ・ケネディやオードリー・ヘプバーンが現在20歳だったら何を選ぶかというところから
バーバリーの伝統にトレンドをミックスしたクラシック・スタイルを表現。バーバリーチェックをうまくアクセントとして用いて、パブリシティも含め、ブランドイメージのリニューアルに成功した。安室奈美恵らが、着用したことで爆発的なブームとなる。ブルーレーベルは女性もののイメージが強いが一部メンズも展開されている。
1998年 バーバリーの新ブランド「トーマスバーバリー」 日本上陸
2000年 25歳から35歳の男性向けの「バーバリー・ブラックレーベル(BURBERRY BLACK LABEL)」スタート
2000年

子供向けの「ベビー・トドラーライン」スタート
ベビー(0歳~2.5歳)、トドラー(3歳~9歳)

2003年 ハウスコレクション日本上陸
2004年 三陽商 新柄「バーバリー・ドット」スタート